平成28年度 同窓会総会 報告
平成28年度韮山高校同窓会総会が、8月28日(日)に、みしまプラザホテル2階・「プロバンスの9月」で開催されました。幹事は三島支部、会場には271名の同窓生が集い、旧交を温めました。
第1部 総会
第1部の総会は、久保田筆頭副会長(高8)による開会の辞、森井副会長(高20)による物故者への黙祷に始まりました。
次に岩崎清悟会長(高17)からの会長挨拶や、長年同窓会活動に功労のあった方々への表彰状贈呈がありました。表彰者は次の6名です。
杉山徹(高5)
谷口知乃里(高9)
佐藤勝恵(高14)
橋本五十夫(高14)
水谷昭(高14)
渡辺公人(高19)
来賓祝辞は、韮山高校の櫻井祥行校長(高32)よりいただき、その後、来賓の紹介、本部役員の紹介などがされました。
梶尾規一幹事長(高17)からは理事総会の報告がされ、平成27年度の活動報告と28年度の活動予定などについての説明がありました。
次年度総会開催については、米山明徳副会長(高25)から次年度総会を沼駿ブロックが担当することが報告され、土屋友親副会長(高14)の閉会の辞によって第1部の総会が閉じられました。
第2部 講演会
第2部は、女優大塚良重氏(高28回)の「江川坦庵公伝」~ひとりかたりべ~が熱演されました。幕末の偉人にして我が韮山高校の学祖・江川坦庵の姿が、実妹と盟友・斉藤弥九郎の回想を通して語られていきました。参加者一同、大塚良重氏の語りに引き込まれ、会場は深い感動につつまれました。
第3部 懇親会
第3部の懇親会は、会場をバンケットホール「マーキス」に移して、18:00から開かれました。実行委員長の稲葉良弥副会長(高10)の開会の辞、豊岡武士三島市長(高13)の乾杯と祝辞によって、にぎやかに会は始まりました。途中、早稲田大学応援部主将・鈴木崇正さん(高63)が参加し、エールをきって会場を盛り上げてくれました。
今回の懇親会は、幹事の三島支部の計らいによって、大学生の会費が特別会費として負担軽減がされました。それによって4名の大学生が懇親会に参加し、諸先輩と交流する中で、勉学や就職等についての有益な情報を手に入れていました。
最後に、次期幹事ブロックの沼駿担当・米山明徳副会長が閉会の辞を述べて、和やかなうちにも盛況だった懇親会の幕が下ろされました。
野球部120周年記念事業 報告
2017/2/10 掲載
◆招待試合
11月20日(日)、前日までの雨も上がり神様からの贈り物のような無風、好天に恵まれ、韮高野球部創部120周年記念招待試合が行われました。試合開始前から韮高スタンドは多くの観客で埋まり、立見も出るほどでした。観客は韮高関係者のみならず、新聞を見た方等韮高野球部をこよなく愛する一般の方も多く見受けられました。
招待試合に先立ち、豊岡野球部 OB会長挨拶、静岡県高野連中澤義明副会長の素晴らしい速球の始球式で大いに盛り上がり、試合の幕が開きました。
招待試合は、強豪静商に対し、韮高は、橋本投手をはじめとする投手陣の頑張りで静商打線を1点に抑え、攻撃陣は間野、高嶋のホームランで4対1で勝つことができました。試合は緊張感のある締まった戦いで、静商の選手たちもきびきびとしたプレイをしていただき、招待試合に相応しい見応えのある試合となりました。また審判は県高野連の公式審判員である菊地和彦さん(高36)が主審を務め華を添えていただきました。大変良い招待試合を皆様にお見せできたことに OB一同感謝する次第です。
◆記念式典
試合後、志龍講堂で、400人以上の方に参加していただき、記念式典を開催しました。式典では、主催者である豊岡会長、櫻井韮高校長の挨拶とご来賓の県高野連中澤副会長、小野伊豆の国市長から祝辞をいただきました。
また、120周年記念 DVDの紹介で阿久悠氏が韮高野球部のために書いた「奇跡ふたたび」を元 SBSアナウンサーの伊藤圭介氏(野球部 OB・高27)が朗読したもの及び100周年記念誌に入っている韮高野球部の歴史が写真とともに上映され、観客の皆様に感動を与えることができたのではないかと思います。
◆記念パーティー
東大野球部監督浜田氏による記念講演(別記)の後、韮高関係者による懇親パーティーが行われました。パーティーでは平成29年4月立ち上げ予定の韮山高校野球部後援会「龍城サポーターズクラブ」(仮称)の発起人代表である元野球部々長秋津温氏からの熱いメッセージと当クラブの立ち上げにつき、色々とご教示いただいた静岡高校野球部後援会長の阿部裕之氏から、今後もお力添えいただけるとのお言葉をお聞きし、心強く感じることができました。
最後に、この度は、同窓会、後援会、 PTA野球部父母会、父母会 OB、野球部 OB・他多くの関係者に多大なご協力及びご寄付をいただき心より感謝申し上げます。今後も、韮高とともに野球部発展に努めてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。文責大川 明(高20)
「文武両道のすすめ」東京大学野球部監督 浜田 一志氏
今回の記念講演は、東大野球部連敗脱出の助言をJR東日本堀井哲也監督(高32)に求めたことがきっかけで実現しました。
講演に先立ち、招待試合でホームランを打った2選手に、東京大学と記された公式ボールが監督からプレゼントされました。東大野球部に入ることを確約させるあたり、さすが部活をやっている子のための塾「Ai西武学院」の塾長です。「こんなもんだ」と思うとそこまで、自分を信じてチャレンジすることの大切さをしっかりと生徒の心に植え付けました。
東大生の特徴は、「努力を続けるという才能を持っている」「時間を作るのが上手い」「負けることが嫌い」ということです。部活と勉強の両立をさせた経験のある人は、やりたいこととやらなければならないことのバランスの取り方が上手なのだそうです。運動部の全国大会への出場率に対し旧帝大・国立医学部への進学率との相関をグラフで示されました。一般的に、公立校は、正比例の傾向ですが、私立校は偏りがあるとのことです。そこに、韮高を当てはめると、私立に似た傾向があり、かの大阪桐蔭もこのグループとのことです。
この度、県の21世紀枠の推薦を得た韮高野球部には、勢いを感じました。
第24回龍城ゴルフ大会
今年度のゴルフ大会は、平成28年11月2日(水)伊豆大仁カントリークラブにおいて、箱根コース、富士コース、 天城コースの3コースを使用し盛大に開催されました。
当日は少し肌寒く曇り空ではありましたが、まずまずのゴルフ日和で同窓生137名が参加、楽しいゴルフ大会となりました。
今年の大会の参加者は最高齢が石橋さん、長沢さん(いずれも高7回・約80歳)で、最年少は乾さん(高54回・約33歳)と 年齢の開きは約47歳ありました。参加の年代は76歳~80歳6名、71歳~75歳54名、66歳~70歳42名、61歳~65歳23名、 60歳以下12名の合計137名でした。
大会に際し、賞のために毎回ご協賛いただく同窓生の方をはじめ、多くの方より景品をお寄せいただき、参加者、 幹事共々心より感謝しています。大きな大会になると、誰でも何か一つでも賞を貰い、お土産を持って家に帰りたいと思うのが 人情です。賞品がたくさんあることはありがたいです。
特にこの大会は新ペリア方式によるハンディキャップが付くのでほのかなるギャンブル感もいいですね。
会場につきましては、一昨年までの5年間は韮山カントリーで実施していましたが、昨年より伊豆大仁カントリークラブで 実施しています。150人クラスの大会では3コース(27ホール)が望ましく、従前よりこの大仁と韮山の2か所のゴルフ場を 使って来たようです。
それでは大会のベストテンを報告します
ちなみにベストグロスは(最少得点で回った方)は内山隆昭さん(高21回)でした。
77回 ハンディ1.2 ネット75.8 順位は36位でした。
最後になりますが、今年度のゴルフ大会も無事実施することができました。
幹事の高36回、杉山正浩さん、新宅広樹さん、西島和則さん、木内きよみさん、お疲れ様でした。
第20回韮高同窓会囲碁大会 結果報告
2016/11/10 掲載
米山則夫(高30)
大会は10月10日、有慶館で行われ、自己申告による、4級から八段までの49名がA・B・Cクラスに分かれて熱戦を繰り広げました。
今回、高校生の参加はありませんでしたが、高校を卒業したばかりの西島公佳さん(高68)をはじめ95歳までの幅広い参加者があり、コーヒーや紅茶を飲みながら楽しい一日を過ごしました。
Bクラスでは、小川明彦さん(高31)、Cクラスでは堀井勇人さん(高62)が4戦全勝となりました。
幹事としては、この大会はこの地域の競合が集まる特別な大会であると同時に、初級者も気軽に参加できる大会になったと思います。
なお、今大会の模様と代表的対戦譜を、11月6日から数回にわたり伊豆日日新聞(日曜版)に掲載予定です。
◆Aクラス(五段以上八段まで) 17名
4勝賞 間々田 正名(賛助、七段)
3勝賞 渡辺 茂樹(高23、八段) 増島 康彦(高31、七段) 河合 幸男(高33、七段)
川口 勝(高7、六段) 日比谷 洋(賛助、五段)
◆Bクラス(三~四段)16名
4勝賞 小川 明彦(高31、三段)
3勝賞 足立 光男(賛助、四段) 内田 一岐(高3、三段) 植松 静治(旧職員、三段) 三枝 隆行(賛助、三段)
◆Cクラス(二段以下、今回は4級まで) 16名
4勝賞 堀井 勇人(高62、初段)
3勝賞 菊池 昌武(高14、初段) 米山 利雄(賛助、三段) 小川 敏男(賛助、初段)
韮山高校18期、卒業50年記念同窓会
2016/7/10 掲載
岩崎祥一郎(高18)
拝啓
卒業から早や半世紀が過ぎ、私たちの、あの学園生活もすでに伝説になろうとしております。振り返れば、愛や夢を語った時はすでに遠く、今や人生にも一区切りがつき、気がつけば自分の健康が気になる日々となってまいりました。
古稀を前にして昨今、「記念同窓会をやろう。」という声が多く聞かれるようになりました。
勝手ながら、私たち在郷の有志が記念同窓会を準備させていただきました。
まだまだお忙しい日々をお過ごしの方もおありかと存じますが、万障お繰り合わせのうえ、ご出席くださいますように、お願いいたします。
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との案内の通り予定通り開催されました。
当日の参加者は85名でした。近隣の市町村のみならず他県在住者、遠くはフランスからの参加者もありました。
会は司会者の明るく楽しい会話とともに進められ、今回の役員の紹介、開会あいさつ、乾杯と続きました。途中、いままでにお亡くなりになった40名の物故者のための黙祷の時も持ちました。
セレモニーのあとは美味しい料理と好きな飲物をいただきながらの歓談の時が続きました。特別参加の先生方3名(山口先生、片瀬先生、杉山先生)方とも和気あいあいと会話が進みました。それは先生と生徒というよりも先輩後輩、旧知の友のごとくでした。
3時間はあっという間に過ぎ、ほとんどの人が会場を移しての二次会でも一緒の時を過ごしました。
こうして、次回までのそれぞれの活躍を願い、再会を約束して三々五々に別れました。今回、仕事の都合や健康上の理由で不参加の方も次回にはご一緒出来ましたら幸いです。
途中、大活躍中の三島市長・豊岡武士氏(13期)の挨拶もありました。
(文責・岩崎祥一郎)
第60回関東地区韮山同窓会
「関東地区同窓会、すてきでした」
2016/7/10 掲載
渋谷(柴原)由美(高30)
急なご用のできたドラえもんさんの代役で、関東地区同窓会に2年ぶりに参加しました。
前回と大きく変わったのは、大先輩のスピーチがあったことでしょうか。(㈱平成建設代表取締役 秋元久雄氏(高19) )
昨年からの企画だそうですが、各界で活躍されている方のお話を直接肉声で聴けるのは、贅沢なことだと思いました。
お話の内容はもちろんですが、言外に伝わってくる情熱ややさしさにも心を打たれました。
今回、個人的に嬉しかったのは、部活動などでお世話になった一級上の先輩方と再会ができたことです。
皆さん、とても美しくキラキラしていて素敵でした。高校時代の憧れの女性たちが40年ちかくたって、なおいっそう憧れられる存在でいてくれる、なんという幸せでしょうか。
また、偶然隣の席に座られた19回の先輩(杉山昇さん)は、東日本大震災のあと、主催されるNPOを通じて東松島市の復興のお手伝いを続けていらっしゃるとのこと。わたしもちょうど同窓会の東北応援ボランティアバスツアーから帰ったばかりでしたし、東松島は第1回のツアーで訪れた場所でもあるので、現在の様子などいろいろお話がうかがえて、有り難かったです。
東北応援のバスツアーでも毎回感じることですが、韮山高校の卒業生には、優秀でかつ気立てのよい素晴らしい方が(年齢にかかわらず)驚くほど多いです。自分もその一員なのだと思うとなにやら誇らしく、勇気づけられます。
わたしもできることをできるだけ頑張ろう . . . と、とても自然に思えるのです。同窓会未体験の方は、ぜひ一度ご参加ください。
http://30d.jp/0267/8/user/0267
中48~高58まで100名のご参加。
事務局が長年務められた千葉孝一さん(高23)から小川嘉英さん(高25))に代わられました。
第 5 回韮高同窓会東北応援ボランティアバス
石巻・大川小訪問の報告
2016/6/10 掲載
大川鈴代(高 30)
石巻市立大川小学校は,被災校舎を震災遺構として残すことが,長い議論の末この3月に決定した。津波で84名もの児童・教職員が犠牲になり,これまで訪問してよいかためらう声もあったが,石巻市の高橋朗先生(高40)の仲介により,「震災を風化させず,その教訓を次世代に伝えていくためにも,ぜひ来てほしい」という地元の方のお話を伺えることがわかり,今回の訪問地とした。
5月29日朝7時半,南三陸町防災庁舎の遺構を後にして,バスは南の石巻市に向かう。大川小近くの新北上大橋が架け替え工事中のため,10km 上流の一関街道古川橋まで川沿いに上がり,Uターンして北上川河口まで戻る。追波湾に注ぐ北上川の河口の広いこと,川幅 300mはあろうか。大川小のある釜谷地区は追波湾から4km だが,集落の家々がすべてなくなったいま,海がすぐ近くに感じる。小学校に着く直前,児童たちが目指した橋たもとの「三角州」を通り過ぎる。津波が迫っている中,なぜ川近くのここを目指したのか?と思うような高さ(低さというべきか)だ。もっとも, 三角州を目指し出発した直後に,津波に襲われてしまったのだが…。
大川小学校では,「小さな命の意味を考える会」の紫桃隆洋さん(当時5年生の娘さんを亡くされている)が待っていてくださった。正門があった校舎正面の祭壇にお線香をあげさせていただく。また, 校庭の奥に設けられた大川小と釜谷地区で犠牲になられた方々のお名前が刻まれた慰霊碑に献花をさせていただく。
校庭に立ち,目に入るのが背後にある裏山だ。津波が達した高さに印が設置されている。思わず「あの山に登るのは難しいですか?」と質問せずにいられなかった。「難しくはないです」と即答された紫桃さんに促され,校舎に移動して改めてお話を聞かせていただいた。
3.11の前と後の小学校や地区の写真等を示しながら,学校の位置,児童が授業でも登っていた裏山の登山口,あの日の情報到達と集落の人々の避難状況,目指したルートなどを説明してくださる。また,校長先生が不在だったことは知られているが,先生方の多くが着任1~2年目であったこと,津波は海からも迫ってきたが,川を逆流した津波が大橋にぶつかり川方向からも襲い校庭で渦を巻いたこと(校舎と体育館をつなぐ渡り廊下の柱は「海側」に向かって倒壊していた), 助かった児童の状況など...。震災後の行政とのやりとりについて多くは語られなかったが,裏山の登山口や三角州に向かうルートに後から行政によって手が加えられたことを初めて知った。子どもを失ったご家族にとって,学校の遺構は辛い存在に思える方もいるだろうが,紫桃さんにとっては,娘さんが確かにいた場所(名前のシールが存在),いまも娘さんと語り合える大切な場所だということだった。
最後に,「災害は『想定』を超える」「自分ごととしてください」の言葉に,未来の小さな命が失われないよう考え行動できるか,という重い宿題をもらった。
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『小さな命の意味を考える』『津波から命を守るために―大川小学校の教訓に学ぶQ&A』(児童向け)という小冊子をいただきました。同窓会にあります。
また,「話を聞きにきてください」とおっしゃっていただけました。学校に限らずどんな職場でも家庭でも,大切なことを学べる機会をいただけると思います。
「大川小」の記憶が薄れてしまわている方は、こちらのホームページをお読みください。
★ 小さな命の意味を考える会 HP:http://311chiisanainochi.org/
<参加者の感想>
http://www.nirako-dosokai.org/bora/bora5/bora5kan1.html